お食い初め用に茶碗、お椀、箸などはすべて新しい物が使われるのが正式です。
お食い初めの大事な箸がお祝いの席で折れたりするのを忌み嫌うため、丈夫で折れにくい柳の木が使われています。
また、柳は水で清められた神聖な木とされ、春一番に芽吹くめでたい木とされています。
そのため「柳箸」ともいわれ、縁起良く「家内喜」と書くこともあります。
祝い箸は末広がりの八寸で縁起良く、「両口箸」「柳箸」「俵箸」とも呼ばれていて、祝い事には欠かせない箸なのです。
「俵箸」と呼ばれるのは、五穀豊穣を願って米俵を模し、中ほどが太めにできているから。
また、「はらみ箸」と呼んで子孫繁栄を表したり、「太箸(たいばし)」と呼ばれることもあります。